歴史的にみて日本の陶芸を変えたのは素人の三人衆。 ひとりは江戸初期 個性を初めてやきものに持ち込んだ本阿弥光悦。 次に江戸中期 やきものというのはこんなに楽しいものだということを沢山の作品で示した尾形乾山。 そして桃山(古典)をどういう風に解釈するか と近代の陶芸の道を示したのが川喜田半泥子。 皆さんは、プロが出来ないこと という点で、もっとはみ出しても 失敗してもいいのではないかと思います。 |
竹内順一 |
大野鞠子「色絵金銀彩蝶文飾大皿」 |
プロはあるところで納める能力を少し持っている。そのため作品がつまらなくなってしまうことがある。 アマチュアは自分の想いをいくらでも入れていかれる。 そこにプロがかなわない域の作品が生まれてくる。大野さんの蝶文大皿は正にプロには出来ない作品です。 プロとアマは上下ではなく対等な関係です。 審査評 |
北村栄子「精霊の宿る樹」 |
和氣洋美「面取八角染付深鉢」 |
大きな作品で、まず形を作るのも大変だったと思います。内は大きな図柄でまとめ、外側一面一面の文様もうまく納まっています。普通はどっかで破綻するのですが、そういうこともなく構成巧みで完成度の高い文句なしの技能賞です。 審査評 |
奨励賞 |
耳庵賞 |
松本光江「秋の野の花十様」 |
岡本馨太郎「水指 灰被り」 |
谷川徹三賞 |
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長山一夫「すし屋の湯呑」 |
ユニークな個性をお持ちの作者が、長年いろんな趣向で作り、実際に使っているものを出品された。使い込んだところにアマチュア作品の価値・存在感が出ている。
審査評 |
会長賞 |
歌橋一典「世界一周船の旅記念」 |
特別賞(桃山陶) |
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永井文子「鼠志野幾何文皿」 |
テーマ「桃山陶」出品の中では、桃山風でなく桃山的 −個性で創る− 観点から、作者の個性で志野釉を使っているフレッシュさを重んじた。
審査評 |
毎日新聞東京社会事業団賞 |
NHK厚生文化事業団賞 |
森 年子「秋の夜長に一杯」 |
佐藤みどり「陶辞林」 |
柴田和子「フレンズ」 |
岡 俊男「象嵌青磁雲鶴文皿」 |
日本陶芸倶楽部に入会し10年目になりますが、今年は折悪しく腰痛で8月から再開しました。リスクの高い象嵌は平成14年「Pottery
Road」以来ですが、ビクビクしながらもコツコツと進め、やっと一週間前に完成しました。平成13年「鳥獣戯画」以来7年連続で皆様の高いご評価を賜り心から御礼申し上げます。 岡 俊男 |
第2位 |
第3位 |
第4位 |
松本伸一 |
藤牧広子「色絵花文陶匣・小皿揃」 |
許斐順子「山葡萄文鉢」 |
第5位 |
第6位 |
第7位 |
中嶋蓉子 |
奥野和子 |
繭山和子 |
第7位 |
第9位 |
第10位 |
吉田美代子 |
石王丸幹夫 |
内田恒雄 |
金子雅美「通草 あけび」 |
大野鞠子