ギャラリー 2009年 7月度
特別講師として 高内秀剛先生に手桶花器の制作指導をしていただきました。
「思い切って冒険してみよう! まずやってみよう!!」
叱咤激励(?)されて出来た作品の中から4点ご紹介します。
表面の加飾、把手の形など、先生のデモンストレーションを素直に取り入れ表現されています。
雨宮悦子
径16.0×高33.5cm
坂田 淳
径17.0×高27.5cm
神澤三枝子
径12.5×高27.0cm
先生の力強いエネルギーに触れながらもスッキリと丸文の把手に、
花生を雀のお宿にと、それぞれの個性が形になりました。
大きな粘土の塊からダイナミックに削り出した舟形の本体に装飾的な把手を繋ぎました。シャープな輪郭や彫文様など、先生のアドバイスを活かしながらも、独自の表現でまとめ上げました。
松本伸一
縦21.5×横46.0×高22.5cm
中国明代 日本の茶人の注文により、景徳鎮民窯で焼かれた茶懐石の器「古染付平向」に倣いました。琵琶形・葉形・双つ菊・法螺貝形 それぞれの石膏型に半磁土を打ち当て成形し、三ッ足をつけています。同じ型を使っても力加減で微妙に形も違ってきます。
呉須絵付で更に作者の個性が加わり、バラエティーに富んだ平向となりました。
奥 竹谷和子「琵琶形」縦14.0×横26.0×高4.0cm
中 川﨑孝夫「双つ菊」縦10.5×横17.5×高4.0cm
前 川﨑孝夫「葉形」縦11.5×横19.0×高4.0cm
左 宇田比呂美
右 大野まさ子
前 石王丸幹夫
「法螺貝形」いずれも縦13.0×横16.0×高4.5cm
児玉順子
「夜の街角」
縦15.0×横15.0×高1.5cm
池田秀子 「コバルト彩ピッチャー&カップ」
ピッチャー 径15.0×高16.0cm
カップ 径8.0×高8.0cm
黒化粧で皿全面覆った上に 白化粧をさっと刷毛塗りし、掻落し線での絵柄。適所に鮮やかな色を差す。その絵心に感服します。
手びねりで丁寧に作られています。弁柄で描かれた文様の葉に塗った塩化コバルトが釉となじんで涼しそう…。夏に使いたい 爽やかな器です。
ミニギャラリー情報
日比谷ミニギャラリー
このページで紹介している作品をはじめ 当倶楽部会員の制作した作品を 毎月入れ替え展示しています。
- 場所:
- 地下鉄 日比谷駅 A5出口 階段途中
東京都千代田区有楽町1-5-2 東宝ツインタワービル