ギャラリー 2010年 6月度
<島田文雄先生>
当倶楽部にて、特別講師による「講演と実技」の会を催しました。
「彩磁皿」φ21.0×高3.0cm 左 武田芳子 中 簑島勝利 右 山野井輝子
東京芸術大学教授 島田文雄先生に、「彩磁」についてのお話しを伺い、制作の実技指導をしていただきました。筆で1本の線を描くことから始め、花をスケッチ、それを文様に、そして半磁土皿への彫文。素焼後、先生に倣った顔料で彩色し還元焔焼成しました。
武田さん・山野井さんの作品は長石釉、簑島さんの作品は透明釉が掛かっています。
<中村卓夫先生>
国内研修旅行「金沢の旅」で、梅山窯 中村卓夫先生の工房を訪問しました。
「色絵練込掛切長角皿」 縦17.0×横23.0×高1.5cm 左 風間和子 中 岡田新一 右 宮坂俊夫
「色絵練込掛切長角皿」縦17.0×横23.0×高1.5cm 左 儘田久美子 右 竹谷嘉彦
「色絵練込掛切長角皿」縦17.0×横23.0×高1.5cm
左 和氣典二 右 田村達子
先生がご用意して下さった練込掛切長角皿(赤土と白土を練り込み スライスして成形した皿に釉薬を部分的に流し掛け 本焼きしたもの)に上絵付しました。
一枚ずつ違った表情の皿と琳派の紋様からインスピレーションを得て、各々 九谷ならではの玉釉 青(緑)・黄・紫・紺青 を置いて、鮮やかでオリジナリティー溢れる絵付となりました。
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5つの筒を作り板に接着したユニークな造形の花入。赤土素地に 布目越しに白化粧を施し、弁柄の下絵付に色釉をのせて楽しい雰囲気になりました。 |
池田千恵美 「布目化粧サボテン文花入」縦14.0×横17.0×高17.0cm |
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ロクロ水挽き成形した壺に、ミレーの「馬鈴薯植え」をモチーフに彫文。
青磁釉を掛け 還元焔焼成。細かな彫文も効果的に焼き上がりました。
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小野木喜八郎 「青磁釉彫文壺」φ19.0×高20.0cm |
岡本馨太郎 「面取壺」φ11.0×高31.0cm
独特な面取の造形は、見る角度によって違う印象を与えます。また、面ごとに ラテックス・撥水剤も使って表現を変えるなど、とても手の込んだ作品です。
ミニギャラリー情報
日比谷ミニギャラリー
このページで紹介している作品をはじめ 当倶楽部会員の制作した作品を 毎月入れ替え展示しています。
- 場所:
- 地下鉄 日比谷駅 A5出口 階段途中
東京都千代田区有楽町1-5-2 東宝ツインタワービル