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ギャラリー 2010年 9月度

-9月度- 課題作品も個性がはっきりと
入会された方は課題を通して基本的な技法を学びます。形・色を自由に選び、出来る作品は世界にひとつだけのものに…。茶碗からスタートし、課題に沿って成形・加飾の様々な表現技法を身につけます。
井上新也 「鉄釉抹茶茶碗」φ11.0×高8.0cm
井上新也 「鉄釉抹茶茶碗」φ11.0×高8.0cm
初級課題「茶碗」は、1個分の土の塊から 指でつまんで碗形にします。自分の手にしっくりと納まる大きさ・重さの茶碗が出来ます。
背の高いものに挑戦する課題は「花瓶」。ひもづくりで形を作り、素焼前の加飾技法 黒化粧掻落しを学びます。
甲賀友子 「黒化粧掻落長頸花瓶」φ9.0×高22.0cm
甲賀友子 「黒化粧掻落長頸花瓶」
φ9.0×高22.0cm
「青織部角平鉢」 縦21.5×横21.5×高2.5cm 沓名俊久
「青織部角平鉢」 縦21.5×横21.5×高2.5cm 齋藤達夫
「青織部角平鉢」 縦21.5×横21.5×高2.5cm 左 沓名俊久 右 齋藤達夫
土を板状にしたタタラを組み立てて「角鉢」にします。桃山時代に生まれた 最も日本的なやきもののひとつ織部焼に倣い、弁柄で絵付をし 柄杓で織部釉を掛けます。
「花彫文蓋物」 左 宮澤美子 φ12.0×高8.0cm 右 粟野純子 φ15.0×高10.0cm
「花彫文蓋物」左 宮澤美子 φ12.0×高8.0cm
右 粟野純子 φ15.0×高10.0cm
ひもづくりも上級の課題では「ふたもの」になります。身と蓋を別々に作り、削り仕上げで合せ、線彫・浮彫・陰彫・透かし彫等 彫文を入れます。
タタラを塩ビの筒に巻きつけることで 一気に長い筒形が成形出来ます。巻きつける前の平たい状態で 割れたレンガを押し当て凸凹文様をつける等、さまざまな工夫を楽しめます。
井上晴江 「押文伊羅保釉筒花入」 φ7.0×高15.5cm
井上晴江 「押文伊羅保釉筒花入」
φ7.0×高15.5cm
水谷 勝 「ティーセット」 ポット 縦11.0×横21.0×高13.0cm カップ φ9.0×高8.5cm
水谷 勝 「ティーセット」 ポット 縦11.0×横21.0×高13.0cm カップ φ9.0×高8.5cm
課題の最後は複雑にパーツを組み合せる「注器」の制作。使い勝手など機能性も考慮に入れるなど 課題カリキュラムの集大成となります。また初級の茶碗と同じ技法で、カップを5ヶ 形を揃えて作ります。
 
課題終了後は自由に自分の表現を追求します。経験を積む程に 1つの作品の中に様々な技法を駆使し、自分だけの世界(作品)を作りあげていきます。
間宮英子 「釉彩スープ碗」 φ13.0×高6.0cm
間宮英子 「釉彩スープ碗」 φ13.0×高6.0cm
間宮さんの大振りなカップは色化粧・絵具・色釉を組み合せ 微妙な色合いを作り、華やかながら調和のとれた色調に。色化粧は生の段階で、絵具は素焼後 釉の下に、そして最後に色釉を と、結果を想定して積み上げていく仕事の進め方は 色を知りつくしたベテランならではものです。
長山さんはご自身で使いやすい赤絵具を取り寄せ、絶妙の筆使いで繊細な魚を描いています。ひとつひとつ違う不定形、ベースの色の選び方、小さいながらもベテランの風格が漂っています。
長山一夫 「手塩皿二種」 縦6.0×横10.5×高2.0cm ~縦10.5×横13.0×高3.0cm
長山一夫 「手塩皿二種」
縦6.0×横10.5×高2.0cm~
縦10.5×横13.0×高3.0cm
 

ミニギャラリー情報

日比谷ミニギャラリー
日比谷ミニギャラリー
このページで紹介している作品をはじめ 当倶楽部会員の制作した作品を 毎月入れ替え展示しています。
場所:
地下鉄 日比谷駅 A5出口 階段途中 東京都千代田区有楽町1-5-2 東宝ツインタワービル
 
 
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