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ギャラリー 2010年 10月度

-10月度- 計算して文様を組む練込 計算できない窯変が魅せる炭化焼成
色の違う土を組み合わせて文様を作る練込技法。鉄分が少なく 白く焼き上がる信楽
並土、鉄分を含み茶色になる信楽赤土、土色の違いだけでなく 水色・黄色などの高
火度焼成用の顔料や、コバルトなどの酸化金属を白土に混ぜた色土を組み合わせ
文様にします。
堀田恭子 「練込楕円鉢」縦10.5×横17.5×高5.0cm~縦11.5×横18.0×高6.0cm
堀田恭子 「練込楕円鉢」縦10.5×横17.5×高5.0cm~縦11.5×横18.0×高6.0cm
縞状に重ねた文様を楕円の型に合うように組みました。青白・きみどり・オレンジ・赤茶・陶試紅などの顔料と酸化コバルトによる色土は、加える顔料のパーセンテージを変えることで濃淡もでます。
井田一惠 「練込市松文皿」φ11.5×高3.5cm
井田一惠 「練込市松文皿」φ11.5×高3.5cm
同じ厚みの白と水色の板土を交互に積み、縞を縦にして板土と同じ厚みにスライス
します。白と水色をずらして重ね直し 市松文にします。
松本ヱミ子 「練込丸皿」φ10.0×高2.0cm
松本ヱミ子 「練込丸皿」φ10.0×高2.0cm
赤土のドベを接着剤に 外側が水色、内側が白になるよう土を重ね、できたストライプの面が正方形になるようカットします。縞の向きを交互に変えながら ドベを使わず水を接着剤に土を積むと、水色土の中に白と茶のストライプが浮いたようになります。
「練込飾陶板」 梅村令子 縦13.0×横14.5×高0.5cm~縦11.5×横18.0×高0.5cm
「練込飾陶板」 梅村令子
縦13.0×横14.5×高0.5cm~縦11.5×横18.0×高0.5cm
ストライプに積んだ土を上から厚みのある板で押し切るようにして文様を作る鶉手文を
屋根に見立て、自由な形に切り取りました。
繭山和子 「練込花瓶」φ12.5×高24.5cm
繭山和子 「練込花瓶」
φ12.5×高24.5cm
茶・白・きみどりの土を練り合わせロクロ挽きするとマーブル文様になります。
毒島 孝 「練込花文長角皿・花入」長角皿 縦20.5×横23.5×高3.0cm 花入φ6.0×高19.0cm
毒島 孝 「練込花文長角皿・花入」
長角皿 縦20.5×横23.5×高3.0cm
花入φ6.0×高19.0cm
紐状の土を芯に板土を巻いた同心円の棒を 中心に向かって押し切り 花文を作ります。板状の土の花文の形に合わせて切り取った所に 板と同じ厚みに切った花文を嵌め込みます。板の縁を立ち上げて皿に、筒状に巻いて花入にしました。
炭化焼成は、作品を木炭と一緒に匣鉢に詰めてガス窯で焼成します。炭に埋まった部分は黒くなり、炭から出た部分には赤味が出たり、ラスター彩のような輝きが出たりと、様々な窯変が見られます。炭に接していない内側や 口元に掛けた灰釉はビードロになります。
左 石倉充之 「炭化面取ジョッキ」 φ9.0×高11.0cm 右 松本伸一 「炭化貼文ジョッキ」 φ9.5×高11.5cm 手前 高橋栄子 「炭化貝形皿」 縦16.0×横19.0×高4.5cm
左 石倉充之 「炭化面取ジョッキ」 φ9.0×高11.0cm
右 松本伸一 「炭化貼文ジョッキ」 φ9.5×高11.5cm
手前 高橋栄子 「炭化貝形皿」 縦16.0×横19.0×高4.5cm
竹内明人 「炭化香炉」φ9.5×高11.0cm
竹内明人 「炭化香炉」
φ9.5×高11.0cm
野口たみ子「炭化桜樹彫文陶硯」 縦14.0×横11.5×高2.0cm
野口たみ子「炭化桜樹彫文陶硯」
縦14.0×横11.5×高2.0cm
 

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日比谷ミニギャラリー
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このページで紹介している作品をはじめ 当倶楽部会員の制作した作品を 毎月入れ替え展示しています。
場所:
地下鉄 日比谷駅 A5出口 階段途中 東京都千代田区有楽町1-5-2 東宝ツインタワービル
 
 
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