ギャラリー 2011年 2月度
丸山敏夫 「石はぜ壺」
径18.5×高22.0cm
信楽の黄の瀬原土で成形された作品。荒々しい石はぜが景色となり、手びねりの造形に力強さを与えています。
師尾 尚 「石はぜ花入」
径12.0×高26.0cm
同じく黄の瀬原土。黄色味のある灰被りと明るい火色に信楽の特徴が出ています。
高橋栄子「石はぜ盛鉢」 縦19.0×横25.5×高10.5cm
ロクロ水挽きの筒を切り開き変形したこの作品は、炎に長く煽られ、良く溶けた灰が条痕を成しています。土肌も灰色から紫色へと複雑に変化し、黄の瀬土の別の表情を見ることができます。
三段に分けた赤土の板作りで、意識的に一段ずつ傾きをつけています。焼成の最後に投入した木炭による窯変が下段に現れました。
松本伸一 「窯変方壺」
縦15.0×横15.0×高25.5cm
永井静子 「焼締花器」 縦15.0×横29.0×高11.5cm
この花器は、薪が燃えた後の熾(オキ)に埋もれやすい場所を狙って窯詰めされました。熾に埋もれた部分が黒くなっています。
井田ひろ子 「花三島茶碗」
径12.5×11.5cm
第4室(施釉作品)で焼かれたこの茶碗は、炎によって様々な色味が出る篠原土で作られています。こうした窯変が薪窯焼成ならではの魅力です。
武田茂子 「ガーリックポット」
径17.5×高12.5cm
やや低めの温度で焼かれたテラコッタ。にんにくその物を象った楽しい作品です。
左 南 冨美子 「兎置物」 径7.0×高9.0cm
右 田中照子 「兎箸置」 縦5.5×横3.0×高4.5cm
新年を迎え 干支の兎が並びました。ピンクの頬が愛らしい置物と、そのまま飾り物としても楽しい箸置です。
犬飼洋子 「吹墨兎文蓋物」 径10.0×高9.5cm
兎たちが軽やかに跳ねる古典的染付作品です。丁寧な吹墨技法が活きています。
ミニギャラリー情報
日比谷ミニギャラリー
このページで紹介している作品をはじめ 当倶楽部会員の制作した作品を 毎月入れ替え展示しています。
- 場所:
- 地下鉄 日比谷駅 A5出口 階段途中
東京都千代田区有楽町1-5-2 東宝ツインタワービル