ギャラリー 2011年 4月度
梅村正信 「コバルト彩広口花器」 径19.0×高16.0cm
淡い呉須を刷毛塗りし 飛び鉋の地文に呉須象嵌、白く抜いた部分 呉須のグラデーションが、ロクロ水挽きの広口のシャープな形と美しく調和しています。
中央の縦に走る細い2本の線、両翼の小さな丸い点文、造形に加飾に細やかなセンスの光るタタラ造りの壁掛け花入です。
田中照子 「艶消釉壁掛け花入」
縦3.5×横7.5×高19.0cm
松本伸一 「焼締花器」 縦13.5×横18.0×高24.0cm
紐づくりで成形した土台を丁寧に彫り上げた 建築アートのような作品。外は焼締、内は透明釉の還元焔焼成。
三好紀雄 「○△□文皿」 径30.0×高3.5cm
伊羅保釉を薄掛けし、○△□抜き文の中は緋襷。抜き文の間に同じ釉を濃く流し掛け、伝統的な釉と技法ながら モダンで洒落た皿になりました。
松本伸一 「魚文入れ子楕円皿」
左 縦23.0×横27.0×高5.5cm
右 縦18.0×横20.5×高4.5cm
仲良く泳ぐ親子のような魚文の鉢。イッチン盛の輪郭の魚を呉須と織部釉で彩り 土灰白釉を掛けています。大小は共に型起しで、入れ子になります。
永井一郎 「コバルト彩照明器」 径13.0×高15.0cm
極小の穴が無数に渦巻く中を飛ぶトンボ。コバルトで彩色したボディーは昼間は青空、夜は星空に変わります。
板状の粘土を彫り込み、溝に砕いたガラスを入れた表札。外枠の溝にはローズピンクの顔料を随所に入れ、細やかな色の変化をつけました。
大場美智子 「表札」 縦13.0×横25.0×高4.0cm
志岐公子 「白掻落文二彩湯呑」 径8.0×高9.5cm
赤土白掻落の文様に 織部の緑と顔料の赤の彩りが明快ですっきりとした気持ちの良い作品です。
関 徹郎 「面取カップ&ソーサー」
左 径10.5×高7.5cm
右 径12.0×高8.0cm
硬くした板状の土を貼り合わせたカップ&ソーサー。面ごとに塗り分けられた黒化粧、そこに施された掻落し文様、用と美を兼ね備えた アート性ある作品です。
日比谷ミニギャラリー情報
日比谷ミニギャラリー
現在は、当倶楽部の見本作品を展示しております。
- 場所:
- 地下鉄 日比谷駅 A5出口 階段途中
東京都千代田区有楽町1-5-2
東宝ツインタワービル