ギャラリー 2011年 6月度
井田一惠 「ポピー図輪花皿」 径19.5×高2.5cm
染付一筋に仕事をしてこられた陶芸家 朝岡弘美先生に、有田磁器素地への絵付の指導をしていただきました。絵付の苦手な方 表現のグレードアップを望む方 皆一緒に、輪郭線を描かない付立て技法、輪郭の中にダミを入れる、等々 染付に挑戦しました。
磁器素地上で、呉須は微妙な濃淡もはっきりと発色し、土ものに描くより青色も鮮やかです。
田村達子 「龍図深皿」 径17.0×高3.5cm
窪田裕一 「花鳥図深皿」 径17.0×高3.5cm
左 岩山知子 右 松本ヱミ子 「葡萄図マグカップ」径8.5×高8.0cm
中 大竹 栄 「葡萄図蕎麦猪口」径9.5×高6.5cm
熊谷眞知子 「蕎麦猪口」 径9.5×高6.5cm
國保有理 「祥瑞飯椀」 径11.5×高6.0cm
この作者は、祥瑞を繰り返し描き続けて20有余年。鍛錬を積むことで絵付の技術も高まります。
兎と月を伏せておき、網ごしに歯ブラシで呉須を擦り落とし吹墨に。白く抜いた兎には 輪郭や目を筆で描き足します。
松見 雅「吹墨兎文平向」
縦12.5×横18.5×高3.5cm
小堺ひとみ 「呉須象嵌日本橋図陶板」
縦10.5×横18.5×高1.0cm
半磁土への呉須象嵌は素焼前にします。細い線彫りで絵を描き、呉須を刷毛で塗り込んでからサンドペーパーをかけると 線の中にだけ呉須が残ります。素焼後にダミの濃淡で絵に立体感を。
並び地蔵様を白化粧掻落しで表現し、素焼後 淡い呉須を全体に刷毛塗りします。化粧のあるところと素地との色の違いで 呉須の発色にも差がでます。
阪本ひろ子 「地蔵文蓋物」
径17.0×高16.0cm
梅村令子 「耳付きコップ二種」 径6.5×高7.0cm
呉須は艶消釉の下では 鮮やかさが抑えられ、落ち着いた青になります。
ミニギャラリー情報
日比谷ミニギャラリー
現在は、当倶楽部の見本作品を展示しております。
- 場所:
- 地下鉄 日比谷駅 A5出口 階段途中
東京都千代田区有楽町1-5-2 東宝ツインタワービル