ギャラリー 2011年 8月度
旭 栄彰 「染付蕎麦猪口」 径9.5×高6.0cm
青顔料の呉須は、磁胎でより明快に発色します。雪景色・竹垣・朝顔・千鳥と、
それぞれが繊細な筆遣いで 見事に描かれています。
池田秀子 「白釉マグカップ」
径7.5×高9.5cm
取手までひと繋がりの板状の土を 起こして巻いて、貼り合わせてマグカップに。斑唐津釉の白さがユニークな形を一層引き立てます。
尾形優美 「呉須彩鎬湯呑」
径7.0×高9.0cm
鵜の斑釉は濃さで表情が変わります。呉須を塗った口元は、釉を重ねてたっぷり掛けたことで、面白く混じり合って流れました。
塚田義明 「額皿」 縦19.0×横19.0×高2.0cm
白・青・緑のガラスは高温でも色が残ります。板状の土2枚を合わせた額皿の額縁のみ施釉をし、砕いたガラスは囲いの中、平らな部分に置きます。
三谷青子 「呉須象嵌星座文楕円鉢」
縦16.0×横27.5×高5.0cm
白化粧を施した半乾燥の素地に 先の尖った道具で文様を彫り、素焼後 淡い呉須を刷毛塗りして、夏の夜空のロマンを皿に刻みました。
半磁土を手で叩いて伸ばし レース布を押し当てて地文をつけ、素焼後 青白釉を掛けています。半磁胎への青白釉は陶胎上より明るく発色し、貫入も入らないので、繊細なレース文がいきます。
大倉弥生 「レース押文楕円皿」
縦13.0×横15.0×高2.5cm
中西のぶ子 「練上手青磁釉長皿」
縦9.5×横19.5×高2.0cm
信楽の白土・赤土、白と赤半々に合わせた土の三色で縞文にした練上手皿。縞文様が柔らかく見えるよう 青磁釉をやや薄目に掛けています。
白釉を掛け 撥水剤で覆い、先の細い串で釉を削り取るように 線状に文様を入れる。文様上に青白釉を置くと 撥水剤が弾いて、釉は線の部分にだけ残り、鮮やかな水色線文になります。
北村栄子 「釉象嵌輪花小鉢」
径10.0×高3.5cm
瀬尾道典 「碧釉押文ティーポットセット」
ポット 縦10.0×横20.0×高14.0cm
シュガー・ミルク入 径7.0×高6.0cm
単色では不透明で艶のないトルコ青釉が、土灰白釉との重掛けで明るい透明感のある碧色になります。ボディに施されたローラー押文に陰影がついて文様がはっきり出てきました。
梅村令子 「彩土文碗」
左 径11.5×高7.0cm 右 径11.5×高6.5cm
青・水色の文様は色化粧で描いています。化粧は生素地に施すので、掻落し文を加えて筆描き文様にメリハリをつけています。
ミニギャラリー情報
日比谷ミニギャラリー
現在は、当倶楽部の見本作品を展示しております。
- 場所:
- 地下鉄 日比谷駅 A5出口 階段途中
東京都千代田区有楽町1-5-2 東宝ツインタワービル