ギャラリー 2011年 9月度
木谷百合子 「練上手皿」 径23.0×高2.5cm
信楽並土の白・信楽赤土の茶・信楽並土に顔料を混ぜて
作った水色・桃色の4色での縞模様の練込素地に、
さらに型抜きし桃色の花形を埋め込む… 手の込んだ皿です。
堀 千穎 「練込文長角皿」
縦9.0×横20.0×高3.0cm
赤土・白土の市松文様を薄く切って、型起しの長角皿の中央に配し、信楽並土に押し込んで文様としています。
髙橋由里子 「親子象」
親 縦6.0×横15.0×高8.5cm
子 縦5.5×横10.0×高7.5cm
市松文様の練込パーツを3㎜の厚みに切ったものを、赤土で成形した象の体に添うように貼り付けています。
上條美知子 「練上手ペアカップ&ソーサー」
カップ 径7.5×高8.0cm
ソーサー 径17.0×高2.0cm
縞文様を作る際、板土の間に黒化粧を塗り込んで重ねると、
一筋の黒線となって出てきます。
ソーサーは黒い線がアクセントとなった
縞文様練込素地を方向を変えて 切り貼りし、
より動きのある文様にしています。
沓名俊久 「軟彩素麺鉢」 径28.0×高9.0cm
明るく透明感のある軟彩ならではの碧釉、
気持ち薄めに掛けているので、
化粧掻落文のメダカがスイスイと泳ぐ様子が見事に表現されました。
上條美知子 「軟彩壺」 径7.0×高16.0cm
あえて掻落線による境界をつけず、塗り分けた釉の色が壺の形をさらに優美に引き立てています。
藤牧広子 「軟彩小菊文蓋物」 径18.0×高8.0cm
同じ低火度焼成の上絵付と軟彩の違いは、
釉を重ね掛け出来るかどうかにもあります。
軟彩は重なり合った釉が互いになじみ、
平面ではわずかににじみ合い、
斜面では共に流れるので、
同じ鮮やかな色が柔らかい感じになります。
宮川邦雄 「軟彩幾何文掛花入」
縦30.0×横10.0×高3.5cm
立てて使う掛花入ですが、焼成時は平らに置くので、釉は流れず、リズミカルに配された幾何文が映えています。
大橋清子 「軟彩絵替小皿」 径12.0×高3.0cm
濃い色釉が掛かっていますが、赤土ベースの白掻落 蝶・花・唐草それぞれの文様はくっきりと鮮やかです。
ミニギャラリー情報
日比谷ミニギャラリー
現在は、当倶楽部の見本作品を展示しております。
- 場所:
- 地下鉄 日比谷駅 A5出口 階段途中
東京都千代田区有楽町1-5-2 東宝ツインタワービル