ギャラリー 2011年 10月度
『粉引作品』 奥左より 和氣洋美 「徳利」 径9.0×高9.0cm 「ぐい呑」 径6.5×高3.5cm
佐藤髙雄 「鉢」 径18.0×高9.5cm
手前左より 竹谷嘉彦 「豆腐形皿」 縦9.5×横16.0×高5.0cm
高倉史雄 「面取ぐい呑」 径7.0×高6.0cm
神澤三枝子 「角台皿」 縦11.5×横22.5×高6.0cm
鉄分の多い陶胎を白泥(白化粧土)で覆う粉引作品。生掛けによる化粧の流れも見所です。吉村昌也先生にご指導いただいたこの会は、貴重な粘土と白化粧土も頂戴しました。
吉井貴子 「刷毛目組皿」 径19.0×高3.0cm
藁を束ねた固めの刷毛を使い 白泥で渦文を描きました。素焼後に緑釉を飛ばし掛け、アクセントにしています。
鈴木信行 「塔形一輪差」
縦8.0×横10.0×高20.5cm
素焼をした作品に白泥を粗めの霧状に吹き付け、細かな起伏のある独特なマチエールにこだわりました。
岩山知子 「鶴首花入」
径10.5×高20.0cm
藁灰を多く含む伝統的な白釉は、その柔らかな乳濁と濃淡の美しさが特徴です。この釉は溶けて動くのでエッジは強調され、わずかなロクロ目も見えてきます。
白釉も珪酸ジルコニウムが入ると安定した乳濁を見せます。呉須や弁柄の色も乳白色越しに柔らかに発色します。
天野 洋 「鳥文鉢」 径22.0×高6.0cm
桑野久子 「波文花入」
径12.5×高23.0cm
伸ばしたバネを利用してスライスした粘土板を巻いて成形しました。黒土を使ったことで、藁灰釉と波模様の稜線とのコントラストがより美しく出ています。
宮川邦雄 「釉流し皿」 径22.0×高6.0cm
黒土成形の皿にスポイトで 思うままに白釉を流しています。流れの変化や飛沫が楽しくリズミカルな模様になりました。
尾崎美代 「叩き皿」
縦15.5×横15.5×高4.5cm
同じく黒土の粘土板を型に叩き締めて作った鉢。外側には叩きゴテに刻まれた図柄が残り、藁灰釉の濃淡で効果的に浮き上がっています。
ミニギャラリー情報
日比谷ミニギャラリー
現在は、当倶楽部の見本作品を展示しております。
- 場所:
- 地下鉄 日比谷駅 A5出口 階段途中
東京都千代田区有楽町1-5-2 東宝ツインタワービル