ギャラリー 2012年 3月度
三好紀雄「鉄彩花器」 縦9.0×横35.0×高31.0cm
7㎜にスライスした板を更にローラーで薄く伸ばして土を締め、硬くなったところで 側面は足元を切り、内側は形を変えて、貼り合せ組み立てました。30㎝を超える大きさでこの薄さ、そして還元焔焼成ですが、完璧な形で焼き上がりました。
清水和紀 「十二面体蓋物」
縦14.0×横15.0×高12.0cm
8mmの五角形の板を貼り合せて十二面体を成形、その後 本体と蓋に切り離し、かかりは蓋側につけました。
左 志岐公子 「縄文窓抜青象嵌長角壺」
縦8.0×横11.5×高20.0cm
右 星野朋子 「縄文白象嵌四方長角壺」
縦9.0×横16.0×高26.0cm
柔らかい状態で縄を転がし 表面に凹みをつけ、少し乾燥後に化粧を塗り込みます。板をカットして組み立て、口をつけ、形が完成してから、掻落しは最後にします。
小山泰一 「尺八二種」 奥 径3.5×長56.5㎝ 前 径4.0×長57.0cm
歌口が5㎜ 管尻が10㎜になるようにスライスした土を細い塩化ビ二―ルのパイプに巻きつけ成形。収縮を考慮に入れて穴を開けます。よい音色の尺八が焼き上がりました。
桑野久子 「灰被破口花入」
縦13.0×横14.0×高32.0cm
今野丹子 「梅文破口花入」
縦13.0×横14.0×高32.0cm
三角形の8mmの板を軟らかい時に組み立て、花挿し部分はちぎり取り変形させました。軟らかすぎると立ち上がりません。土のコンディションを見極めるのがポイントです。
伊藤ふみ子 「青海波牡丹文重箱」
縦19.0×横19.0×高15.0cm
7mmの底板に6mmの側面、土が軟らかい時に一段ずつ箱形に組み立て、歪まない程度に乾かしてから足やかかりをつけます。焼成での歪みを防ぐため、重ねて焼きます。
7mmの床板、6mmの側面、土が軟らかい時に組み立てます。扇面の要の形のメリハリを出すのが難しいところです。
鮎川光明 「織部扇面形蓋物」
縦25.0×横29.0×高10.5cm
ミニギャラリー情報
日比谷ミニギャラリー
このページで紹介している作品をはじめ 当倶楽部会員の制作した作品を 毎月入れ替え展示しています。
- 場所:
- 地下鉄 日比谷駅 A5出口 階段途中
東京都千代田区有楽町1-5-2 東宝ツインタワービル