ミニギャラリー 2014年 8月度
池田秀子 「和紙染向日葵文角皿」 縦22.5×横22.5×高1.5cm
和紙を文様のピースに手でちぎり、素焼素地の上へ載せ、薄い呉須を染み込ませて写します。大胆な構図・和紙の重なり合った部分の濃淡がよく出ています。
今野丹子 「呉須巻窓抜絵蕎麦猪口」 径9.0×高6.0cm
筆描きの文様を入れる部分を伏せて呉須を塗り込み(呉須巻)、白地を残します。左は呉須で濃淡を出しながら楽しい連続文様が描かれ、右は随所 葉を酸化クロムで彩っています。
高井洋子 「呉須巻抜文タンブラー」
径8.5×高9.5cm
ラテックスで文様を描き、その上に呉須を塗りラテックスを剥がします。呉須の濃い色に抜文ならではの白が映えています。
尾崎美代 「染付小皿」
径10.0×高1.5cm
太めの筆で大胆に勢いよく描き込んでいます。半磁胎の白さと呉須の青の対比が涼感を誘います。
根本温子 「呉須巻抜花文小鉢」 径11.5×高6.5cm
ラテックスで抜いた丸の中に細い筆で描き込み、着物の文様からとった図案を上手く取り入れています。
和氣洋美 「羊歯文茶碗」
径11.0×高6.5cm
鉛筆で菱形に分割線を引いた中に、細い筆で根気よく羊歯文を描き込んでいます。
峰村雅子 「吹墨紅葉抜文小皿」
径10.0×高1.5cm
紅葉を素地の皿に載せて呉須を霧状に吹き付けています。繊細な形がきれいに浮き上がっています。
熊谷眞知子 「染付夏野菜文小皿」 径10.0×高1.5cm
夏野菜を涼しげな呉須の色で…。使うのが楽しみな器です。
児玉順子 左より「人物文深鉢」「ライオン文深鉢」
径17.0×高7.5cm
左の人物は呉須を塗った後に掻き落としています。右のライオンは生の時に顔の部分を彫文し、素焼後に呉須象嵌をしています。2点ともオリジナリティーに溢れた楽しい作品になっています。
竹谷和子 「色絵椿文小皿」
径13.5×2.0cm
鍋島の作品に倣い、染付・吹墨での本焼後、上絵付で赤・緑・黄を加えています。赤が入ることでぐっと華やかさが出てきます。