ミニギャラリー 2014年 9月度
無釉で本焼き(1250℃)した上に低火度釉を筆置きし、さらに同じ釉を吹き付けて、低火度(800℃)で焼成する技法を当倶楽部では「軟彩」と呼んでいます。流れて混ざり合う鮮やかな色彩が魅力です。
![中嶋蓉子 「金彩コンポート」 径26.5×高13.0cm](../2014/images/sep/01s.jpg)
中嶋蓉子 「金彩コンポート」 径26.5×高13.0cm
赤土白化粧掻落しで地紋をつけて無釉で本焼き。緑・青釉を筆置きし全体に青緑釉を吹き付け、焼き上がった軟彩にさらに金彩を施し、豪華な作品に仕上げました。
![岩井祝子 「花文照明器」径16.5×高22.5cm](images/sep/03s.jpg)
岩井祝子 「花文照明器」径16.5×高22.5cm
青緑・黄色・紺色を筆置きし、上から吹き付ける釉を透明にすることで明るい色合いになります。光源と傘が一体となっている市販の照明器具をのせました。
![堀越由美子 「絵替碗皿」 皿 径14.0×高2.0cm 碗 径11.0×高6.0cm](../2014/images/sep/04s.jpg)
堀越由美子 「絵替碗皿」 皿 径14.0×高2.0cm
碗 径11.0×高6.0cm
中央の花文は色釉を筆置きし、全体は人気の青緑釉をコンプレッサーで吹き付けています。平らな面は釉が流れないので、それぞれの色がはっきり出ています。
![池田秀子 「薔薇文鉢」 径24.5×高9.0cm](../2014/images/sep/05s.jpg)
池田秀子 「薔薇文鉢」 径24.5×高9.0cm
赤土白化粧掻落しで内外に薔薇紋を入れ無釉で本焼き後、花芯に黄色、花の縁に透明釉を筆置きし、全体に青緑釉を吹き付けています。
![馬渕洋子 「花唐草文花瓶」 径12.0×高22.0cm](images/sep/06s.jpg)
馬渕洋子 「花唐草文花瓶」
径12.0×高22.0cm
成形時にイッチン盛りした点文は、流れた釉が混ざり合う中に白く浮き出てアクセントになります。
![藤島洋子 「カップ」 縦10.0×横14.5×高9.5cm](images/sep/07s.jpg)
藤島洋子 「カップ」
縦10.0×横14.5×高9.5cm
透明釉を掛けて本焼きした内側の白さが頭を出した魚の軟彩釉を鮮やかに引き立てています。
![鈴木美保 「アクセサリー入」 径5.5×高5.5cm](images/sep/08s.jpg)
鈴木美保 「アクセサリー入」
径5.5×高5.5cm
渦巻き状に筆で塗り分けた緑・青・青緑・黄の釉が混ざり合ってきれいなグラデーションに。
![安西美津子 「花札蓋物」 縦670×横6.0×高4.0cm](../2014/images/sep/09s.jpg)
安西美津子 「花札蓋物」 縦7.0×横6.0×高4.0cm
花札をモチーフにした蓋物は、化粧土の黒と下絵用絵の具の赤で本物のような華やかな仕上がりに。
![貴布根桂子 「牝牛」 縦9.5×横12.0×11.55cm](images/sep/10s.jpg)
貴布根桂子 「牝牛」
縦9.5×横12.0×11.5cm
ユーモラスなポーズの牛は蓋物です。内側はサーモンピンクの化粧土で仕上げています。