ミニギャラリー 2015年 10月度
信楽土をベースに黒顔料・弁柄等を加えた黒土、
黒浜粉・酸化コバルトを加えた黒化粧、
石灰透明釉がベースの艶黒釉、
それぞれの黒を活かして。
竹内明人 「黒土埴輪」
縦9.0×横15.0×高24.0cm
赤絵の具を塗った飾りと白化粧掻落しの腰巻部分のみ透明釉を置き、黒土の肌は焼締です。
北岡良子 「白地黒掻落文豆皿」
φ10.5×高2.0cm
中国宋代 磁州窯の技法に倣い、白化粧土を塗った上に黒化粧土で文様を描き 魚の鱗や葉脈は掻落しています。
熊谷眞知子 「黒字金文字文皿」
縦17.0×横17.0×高2.5cm
艶黒釉に石灰透明釉を掛け本焼焼成した青味を帯びた黒い皿に、金箔シートを文字文にカットして貼り付け、低火度(約770℃)で焼付けています。
今野純子 「黒地釉刷毛角皿」
縦22.0×横22.0×高7.0cm
焼締部分と釉の色の違いが文様となっています。釉を刷毛塗りすることで躍動感のある作品になります。
松平 宏 「黒土蠟抜文汲出し」 φ7.5×高5.0cm
蠟抜きで黒土部分を残して白釉を掛けています。
荻原君子 「黒土フクロウ」
縦5.0×横5.0×高5.5cm
稜線部分は白釉が動いて薄くなるので土の黒が際立ちます。
羽田幸彦 「黒土白泥文鉢」
φ12.5×高5.0cm
素焼前に白化粧土で加飾し、全体に少し乳濁する長石釉を掛けていることで柔らかい雰囲気に。
飯塚治代 「練上手組皿」
長角皿 縦14.0横27.5×高2.0cm
黒土と白土を練り合わせてマーブル文様を作り板状にスライスして皿に。青磁釉を掛けることで全体に青味がかった色に焼き上がります。
内田恒雄 「赤絵銀彩花形皿」
菊 φ19.5×高2.0cm
深みのある漆のような色合いの赤は、艶黒釉の本焼素地に上絵の具の赤を霧状に吹き付けています。下地に黒があってこその赤色です。