ミニギャラリー 2015年 9月度
生素地に白化粧土を塗り、掻落して文様を入れ
無釉で本焼焼成した後、低火度釉(軟彩釉)を筆置きまたは吹き付けし、
再度800℃で焼成しています。
吉田洋子 「団扇立て」 縦9.0×横16.0×高20.5cm
軟彩釉ならではの鮮やかな明るい青色からイメージし、豊かな海の中を涼やかに表現しています。泡はイッチン盛です。
香西 慧 「黒縁花文皿」
φ25.0×高2.5cm
縁から高台にかけての高火度黒釉が内側の文様をより引き立てています。
風間薫子 「青縁檸檬皿」
φ25.0×2.5cm
軟彩釉の黄色がレモンによく合っています。周りの青味がかった黄色の水玉文とのコントラストが絶妙です。
大橋清子 「魚文楕円皿」
縦24.0×横27.5×高3.5cm
丸い皿をカットして楕円形にした上に沢山描かれている魚が可愛らしく、使うのが楽しい器です。
中嶋蓉子 「林檎形ボンボン入れ」
φ10.0×高10.0cm
縦縞に4色を塗り分けた上から、紺色を全体に掛けていることで、微妙な色合いが出ています。
郷原恵美子 「紫陽花形蓋物」
φ12.0×高9.0cm
紫陽花を立体的な蓋物に仕上げ、丸くこんもりとした雰囲気がよく出ています。青の濃淡がきれいです。
藤牧広子 「亀合子」
縦7.0×横8.0×高4.0cm
甲羅の部分に黄・青・紺・緑をのせ、さらに紺・緑をそれぞれ全体に掛けて、複雑で深い色合いを出しています。
川﨑孝夫 「花文皿」
φ14.5×高2.5cm
絵替り、色替り、縁の高火度釉の色に合わせ文様部分に軟彩釉をのせて、ガラリと違う印象に仕上げています。
安西美津子 「置時計」
縦10.0×横17.5×高22.5cm
軟彩釉の焼成後、部分的に陶芸用金箔シートを貼り再度焼成しています。鮮やかな色合いに華やかさも加わります。
池田秀子 「草文丸壺」φ15.0×高14.5cm
黒い草文は白化粧掻落し後に黒化粧を塗っています。さらに金箔の草文を加えて、文様に奥行きとメリハリをつけています。