ミニギャラリー 2016年 8月度
<和紙染>
吸水性のある和紙を文様の形にちぎり、素焼素地の上へ置き、その上から薄めに溶いた下絵顔料を染み込ませ、文様を素地に写します。
近藤眞也 「紫陽花文六角鉢」縦22.5×横25.0×高4.0cm
花びらは呉須で一枚ずつ染め、葉は酸化クロームを染み込ませ 葉脈を描き落としています。
山内薗子 「梅文湯呑」 径7.0×高8.0cm
梅花は丸くちぎった和紙で染め、鉄筆でシベを引っ掻き、枝は筆描きしました。
山内薗子 「格子文湯呑」径7.0×高8.0cm
格子柄に染めた後、オレンジ・黄緑と下絵具を差し、文様に立体感を出しました。
島内恵美子 「朝顔文鉢」
径21.5×高5.5cm
花・蕾・葉は和紙染。茎・蔓は筆描きです。
河野悦子 「花文鉢」
径21.5×高7.0cm
安西美津子 「鶴亀豆皿」 径10.5×高1.5cm
和紙をハサミで切り、亀の甲羅の硬さを表現しました。
角田テル子 「豆皿」 径9.0×高1.5cm
上3枚は和紙に撥水剤で白抜き加工し、カラフルな下絵具で染めています。
田代英寿 「蕎麦盛皿」
縦22.5×横24.0×高1.0cm
色の濃淡は、和紙への顔料の染み込ませる回数で作りました。
<呉須絵>
酸化コバルト主成分の呉須での絵付。還元焔焼成で青の濃淡が美しく出ます。
許斐順子 「呉須絵花文深鉢」
径24.5×高9.0cm
呉須の濃淡を活かし秋の花々を、削用筆と二種の面相筆で描き込んでいます。
岩山知子 「呉須絵蕎麦猪口」 径9.0×高7.0cm
筆描き絵替り花文様。難しい内側・見込みも丁寧に描いています。