ミニギャラリー 2016年 5月度
小山泰一 「灰被壺」 径21.0×高18.0cm
焚口のある第1室(大口)で焼成。登窯としては小振りな壺は、熾きに埋まり 炭化した部分にまでたっぷりの灰が流れています。
小田洋雄 「灰被照明器」
径19.5×高35.0cm
ロクロ挽きの大きな筒に彫と透かしで入れた菖蒲文。丁寧な細工に薪窯焼成での力強い景色が加わり、重厚な仕上がりに。
堀口昇治 「縄文ビードロ釉角皿」
縦26.5×横26.5×高3.0cm
柔らかいうちに縄を押し転がして文様をつけた角皿。たっぷり被った灰が溶けてビードロに。
井田一惠 「縄文白象嵌釉流角鉢」
縦24.0×横24.0×高5.0cm
型で起こした角鉢。四方縁は縄文白象嵌、見込みには灰釉を流し掛け、第1室でも灰の被りの少ない棚で焼成。
田中 徹 「焼締壺」 径16.5×高7.5cm
第1室で口元まで熾きに埋まった壺は、
ゴツゴツとした登窯ならではの肌合いに。
永井静子 「焼締注器」
縦13.5×横16.5×高13.5cm
大胆に面取りした注器は、最後に炭を投げ入れ
強還元で焚き上げる第3室で焼成しました。
竹尾 稠 「焼締輪立」 左 径9.0×高11.0cm
第3室で焼成。シャープな面取の肌に窯変が出て、
見る方向で違う景色が楽しめます。
内山友里 「灰被志野花入」
縦11.0×横12.0×高21.0cm
登窯では通常 匣鉢に入れて焼成する志野を第1室の棚に置き焼成。志野の長石釉に灰が掛かり、よく溶けて緋色も出ています。
中山 茂 「青磁釉透蓋物」
縦11.5×横13.0×高10.5cm
シャープな形に透かし文を入れた蓋物は、青磁釉を掛けて格調高い仕上がりに。
奥田雅子 「灰釉彫文筆筒」
径10.0×高11.5cm
籠目の文様は、丁寧に竹を編んだように彫っています。
宇田比呂美 「米色青磁釉花瓶」
径10.0×高23.5cm
高麗青磁瓜形瓶を思わせる花瓶は、青磁釉を酸化焔で焼成し黄褐色に仕上げています。