ミニギャラリー 2017年 11月度
使い勝手のいい食器から、茶道具、陶彫まで、
様々な作品を集めました。
飯田多佳子 「呉須絵酒器揃」 酒注 径12.0×12.0 高12.0cm
祥瑞風に綿密に描き込んだ呉須絵作品。酒注と入れ子の盃をセットに、祝事を演出します。
TA・KAKO 「黄瀬戸唐草文長皿」
径13.5×23.0 高2.0cm
焼成時に徐冷を行い、艶を抑えた焼き上がりに。釉の濃さよって、色味が変わりました。
今野丹子 「吹墨紫陽花文入隅皿」
径14.0×17.5 高2.0cm
金網と歯ブラシを用いて、呉須の青とクロムの緑の2色の吹墨にチャレンジ。額紫陽花の淡い色合いが表現されています。
藤井健治 「宝船」
径32.0×20.0 高27.5cm
米俵や珊瑚・千両箱といった小物まで丁寧に作り込んだ力作。それぞれのパーツや海面は個別に着色し、焼成時にのせて焼きつけました。また、帆は別焼きし、差し込み式となっています。
表情や色だけでなくポーズにもリアリテイーが感じられる、造形力に秀でた作品達です。
左より 貴布根桂子 「柴犬」 径12.0×8.0 高9.0cm
藤堂路代 「チーター」 径10.0×8.0高16.0cm
森 令二 「ボストンテリア」 径7×4.5 高10.0cm
山野井輝子「ロール印花文花器」
径9.5×22.0 高21.0cm
ロール印花で加飾した粘土板を組み立てて成形しています。黒土に含まれる成分の影響で藁灰釉に青味が加わり、濃淡が模様の凹凸をさらに引き立てています。
旭 栄彰 「金彩鴟尾香合」
径4.5×7.0 高8.0cm
鴟尾とは屋根の大棟両端を飾るもので、鯱の元と言われています。
東大寺大仏殿のものをモデルに、香合サイズへと精密に写し取り、金彩を施しました。
熊谷 章 「青磁釉香炉」
径15.0 高16.0cm
基礎科課題の蓋物。
さらに発展させ、香炉を作りました。成形、削りとも、丁寧な作業が窺えます。
青葉孝子「両面菓子皿」
径15.0×15.0 高2.5cm
リバーシブルに使えるよう工夫された菓子皿。通常裏となる無釉の面も、滑らかに仕上っています。
食卓で楽しく使える器です。蓋の合わせ目で殻の割れ目を表しながらも、本体の口元は平らに作り、実用性もしっかりと考えられた作品です。
阪本ひろ子 「にわとり平鉢・ひよこ合子」
深鉢 径18.0×21.0 高6.0cm