ミニギャラリー 2018年 11月度
焼き重ねたり、混色することで幅広い表現が可能な上絵洋絵具。9月と10月の2回にわたり 伊藤北斗先生を特別講師に迎え、青と緑で地色をつけた径22㎝の上絵磁器皿へ、肌理の細かいスポンジで着色する上絵付加飾表現をご指導いただきました。1日目は、マスキングテープやビニールフィルムの抜型を駆使して各自デザインをし、模様部分に黒を着色。2日目は再度上絵焼成した皿へ、洋絵具の特性を活かし更に彩色を加えました。
左 1日目、右 2日目 井土道子
来年の干支 亥を中心に模様を配置しました。やや厚めのビニールフィルムで抜型を作ると、同じ柄を複数配置することもできます。2日目の彩色で華やかな仕上がりとなりました。
左 1日目、右 2日目 間宮英子
優雅に泳ぐ金魚と焦がれる黒猫。水面に映る月や金魚の色が地色に沈まないよう、1日目に白(雲母銀彩)を塗っておき、2日目に赤を差しています。
左 1日目、右 2日目 宮川邦雄
抜型を用い黒く塗った後、竹串で目・嘴・羽等を削り描き、2日目に色を加えた事で、夜行性のミミズクや梟の生き生きとした感じが良く出ています。
新井三枝子
細かなモチーフを並べ、着色は細部のみに抑えて仕上げてあります。
齊藤 翠
2日目に加えた黄や白、オレンジによって、楽しげな作品に。
藤堂路代
バオバブの幹や枝は、幅の広いマスキングテープを貼り カッターで切り抜き、葉や実は手書きで加えました。
塚田雅啓
水の動きや、ゆったりと泳ぐ魚を描いておき、2日目には 水面に梅花藻を浮かべ、抒情豊かに仕上げました。