ミニギャラリー 2018年 10月度
<練込>
色の違う土を組み合わせ文様を作る練込。文様に組んだ土の塊をスライスした板状の土を型起こしやタタラ作りで器に仕上げます。一度に同じ文様で何枚も作ることができます。
勇崎眞司 「碗」径12.0 高4.0 cm
板状にスライスした黄色と紫色の土を交互に重ねストライプを作り、さらに縞を縦横向きを変えて組み合わせ文様に。
上田元彦 「長角皿」
径12.0×17.0 高1.5 cm
ストライプに重ねた土塊を厚めのタタラ板で押し切ることで文様が変形します。方向を変えて切ることで出来る文様は鶉の羽に似ていることから鶉手と呼ばれます。
佐々木真由美 左「長角皿」 右「タンブラー」
左 径15.5×24.0 高3.0 ㎝ 右 径8.5 高11.5 cm
赤土と白土の割合を変えて混ぜ 土色に濃淡を作り、重ねてグラデーションに。板のまま縁を立ち上げて皿に、巻いて底をつけタンブラーに。
高瀬俊雄 「鉢」 径16.0 高5.5 cm
ストライプに対して垂直にスライスした土を白土・赤土が交互に合うようにずらすと市松文になりますが、半分ずらして合せ市松を崩しています。
堀藤本理沙 「長角皿」
径11.0×16.5 高2.0 cm
赤土・白土と赤白半々に混ぜた土の3色の土をランダムに合せて石垣のような文様に。
米沢篤子 「碗」 径11.0 高7.0 cm
黄釉の縁に鉄釉、彫った線に呉須を象嵌し白釉、同じ形が違った印象に。
伊藤ふみ子 「碗」 径11.0 高5.5 cm
カラフルな下絵顔料で細かく丁寧に描き込んでいます。
飯田多佳子 「カップ&ソーサー」
カップ 径11.0×13.5 高7.0 cm
祥瑞に倣った呉須絵付をカップソーサーに。レトロとモダンを合わせ持つ作品になりました。
匣鉢に作品を入れ、周りを炭で埋めて焼く炭化焼成。炭に接して黒く炭化した部分と赤みの窯変が魅力です。
濵 大剛 「炭化湯呑」
径7.0 高8.5 cm