ミニギャラリー 2019年 8月度
「墨弾き」
素焼素地に墨で文様を描き、呉須を塗ると墨のニカワ分で呉須が弾かれ、再度素焼きをして墨を燃やすことで文様が白抜きになります。細い線での細かな文様を自由に描くことができます。
相良多恵子 「人物図皿」 径15.5 高3.0 cm
人物の服や背景の植物等、細い線を活かして文様を描きました。
細田和夫 「コスモス文皿」 径23.5 高3.5 cm
花びらや葉、コスモスの繊細な感じが出ています。
藤田松代 「片口」 径7.0×8.0 高4.0 cm
青磁釉を掛けることで、抜き文部分は青磁色、呉須は深みのある青になります。
武田茂子 「蛸唐草文タンブラー」
径7.5 高12.5 cm
細かな蛸唐草文は濃く塗った呉須とのコントラストで力強く。
志岐公子 「マグカップ」
径8.0×11.5 高8.0 cm
薄めに塗った呉須で、蛸唐草文も柔らかい仕上がりに。
山内薗子 「マグカップ」
径8.0×11.5 高8.0 cm
墨描きした部分に線状掻落し文を入れると、呉須象嵌の様な効果が出ます。
6月度の教室公開講座「墨弾き呉須彩」に参加された方々の作品です。
「鶉釉」
携帯用カイロの中に入っている鉄を釉に混ぜ 鶉の卵の様な文様の出る釉を、釉薬講習会で作りました。還元焔で焼成します。
小川和子 「小鉢」
径11.0 高6.0 cm
青磁釉をベースにした鶉釉に鉄で描いた線をアクセントに。
髙見澤宗弘 「ブーツ形ビアジョッキ」
径8.0×13.0 高11.0 cm
ブーツの折り返しの白が効いています。
濱 大剛 「片口小鉢」 径12.0×13.0 高6.0 cm
青白釉ベースの鶉釉。粒子の大きめな鉄を加えた後、摺らずにそのまま施釉することで、大きい鉄粉の文様に。