ミニギャラリー 2021年 1月・2月
焼成室や置かれた場所の違い、またそれぞれのデザインで
バラエティーに富んだ「手桶」が焼き上がりました。
小野美智子
径24.0×16.5高20.5cm
焚口に近い大口手前で焼成。本体は熾に埋まって炭化し、
横木にはたっぷり灰が掛かりました。
田代英寿
径25.0×21.0高20.0cm
焚口に向いた正面はたっぷりと灰を被り、裏側は土に赤みが出て、見る方向で表情が変わるのも薪窯作品の魅力です。
第1室 大口棚 焚口の正面奥に棚組みして作品を詰めます。
細田和夫
径24.0×20.0高21.0cm
秦俊司
径20.5×18.0高19.0cm
髙見澤宗弘
径22.0×17.0高16.0cm
木桶を写し、横木も板状の土をカットして作った作品は
灰の掛かり方も柔らかく、箍や板を組んだ感じなど
桶らしさが出ています。
第2室 炭窯変室 焚き上げ直前に、大量の炭を投げ入れ強還元にします。
安西美津子
径17.0×12.5高18.0cm
中西のぶ子
径16.5×11.0高19.5cm
高部安子
径16.0×11.0高19.0cm
鉄分が多く黒っぽい土に、灰が掛ったことによるグレーや
火色の赤みなど窯変が出ます。
面取や篦目などを入れ、口元は大胆にカットしました。
松浦清人
径29.0×19.0高38.0cm
動物のような足と耳のように伸びた取っ手、
手桶からの発想でユニークな形になりました。
(大口手前焼成)