ミニギャラリー 2022年 5月・6月
山梨県北杜市 清春芸術村の一角にある5袋の清春登窯。
各々の部屋、第1室80時間30分、第2室45分、第3室2時間15分、
第4室1時間30分、赤松で焚き続け合計85時間。
灰被りの焼締作品から唐津・織部まで300余点64回目の登窯焼成作品です。
日本画家 滝沢具幸先生に弁柄で「松を描く」
ご指導をいただきました。3室・4室で焼成。
松文絵唐津
湯吞 径7.5×7.5高8.5cm
大口(第1室)手前
1250℃へ達した後、約28時間、2~3時間毎に熾きを飛ばすこと12回、皿にはたっぷりのビードロが乗り、破袋を写した水指は熾きに埋もれたところが焦げとなります。
許斐順子
「櫛目俎皿」 径38.0×26.0 高7.0cm
菅將仁
「破袋水指」 径22.5×16.5 高17.0cm
大口(第1室)棚
第1室の奥は棚組。
同じ第1室の手前よりも灰の掛かり方はおとなしく焼き上がります。
榊原花
「しめ縄」 径17.0×18.0 高5.0cm
佐藤直
「陸亀」 径39.0×21.0 高18.0cm
炭窯変(第2室)
1230℃まで薪を投げ入れた後、砕いた炭を60kgほど入れて終了。
赤土の地肌に降り掛かった赤松の灰と炭が複雑な窯変を醸し出しています。
池田秀子
「貼文花生」 径16.0×16.0 高27.0cm
工藤こづえ
「花器」 三角花入 径11.0×10.0 高21.0cm
天板 径23.0×20.0 高 4.0cm
施釉室(第3・4室)
3室は還元焔、4室は酸化焔焼成を狙って焚き分けました。
唐津は各々の部屋で雰囲気を変えて、窯変粉引は3室、黄瀬戸は4室で焼成しました。
相良多恵子
「唐津酒器」 左 径7.5×10.0 高10.0cm
田中徹
「黄瀬戸花入」 径10.0×10.0 高20.0cm
中村直子
「掻落窯変粉引鉢」 径22.0×22.0 高5.5cm