ギャラリー

2025年11月20日

第42回日本陶芸倶楽部アマチュア作品展受賞作品一覧

第42回日本陶芸倶楽部アマチュア作品展受賞作品一覧

※黒文字は審査講評、黄土色文字は受賞者コメントです。
陶芸部門  本年度審査員 森孝一・星野友幸・栗原直子 (敬称略)

最優秀賞
山本幸子 秋の夜長に… 長角皿 径37.0×29.5 高5.0㎝ <br />小皿 径12.0×12.0 高1.0cm 4枚
山本幸子
秋の夜長に…
長角皿 径37.0×29.5 高5.0㎝
小皿 径12.0×12.0 高1.0cm 4枚
上手に描こうとか、何かを真似ようとかじゃなく、すごく自由に表現されている。お料理が得意でいつもお料理のことを考えながら作品を作っている。そういうのが滲み出ていて、なかなか自分らしい作品を作るのは難しいですけど、この作品はとても山本さんらしい作品になっている。
森孝一
この度は身に余る賞をいただき驚きと共に日頃のご指導に深く感謝いたしております。
作品については、伝統的で和の色あいの強い織部釉を使い、洋風のしつらえに組み入れてみたいという思いで作ってみました。
テーブルの中央に置いて、ワイングラス片手に秋の夜長の楽しい食卓をイメージしています。
山本幸子
優秀賞
井上 毅 李朝風叩大壺 径46.0×44.5 高64.0cm
井上 毅
李朝風叩大壺
径46.0×44.5 高64.0cm
叩きで中里隆さんに教わりながらこう作った。よくここまで大きな作品を作られた。この大きさの壺っていうのは口作りがちょっといつも物足りないけど、これは口作りもしっかりしている。最優秀賞にも値する作品です。
森孝一
この度は栄誉ある賞を頂戴し、大変光栄に思っております。ひとえに先生方の日頃のご指導ご鞭撻のおかげと、感謝申し上げる次第です。
嬉しかったのは、講評の際に日本陶磁協会理事の森孝一先生から、作品の口元が良く出来ているとお褒めいただいたこと。実はこの口元、何度も切り取っては紐を積み直し作り直すこと約10回。大変苦労しましたが、実はいまだに自分でも納得のいくものではありません。そこで気づいたことは、口元は口元だけの問題ではなく、胴体とのつながりが肝心であるということ。今回、大きな作品を作ることで、改めて痛感したことでもあります。それを教訓に今後も精進して参る所存です。
井上 毅
耳庵賞
出光正道   黒楽茶碗 径12.5×12.5 高8.5cm

出光正道
黒楽茶碗
径12.5×12.5 高8.5cm
お茶の茶碗はどうしても手本があるので、志野、美濃は美濃らしい、志野焼きっぽいものをどうしても意識する、楽は楽を意識して作る、そういう形から入っちゃうとなかなか自由なものが出来ない。この茶碗は、すごくおっとりとして、中が 深い。お茶を飲むのがちょっと嬉しい茶碗、お茶が美味しく飲める、その気持ちのいい茶碗ということで選びました。
森孝一
耳庵賞を戴き、誠にありがとうございました。少しお茶を嗜んでいるので、 毎年茶碗ばかり作っております。本作で皆様のお心を一服和ませることができましたら幸甚です。
出光正道
谷川徹三賞
上野桃子 灰被志野花入径11.5×12.0 高20.0cm

上野桃子
灰被志野花入
径11.5×12.0 高20.0cm
五つ大きく面取りしてある、その面と面のエッジがはっきりしていることによって、登窯焼成の灰が掛かっている火のあたり方が面によってはっきりとコントラストがついているところが非常にいいなと思った。その日の気分でいろんな場所を正面として使うことが出来て、サイズ的にも普段使い出来るいい作品だと思った。
星野友幸
初めての志野で、このようにエッジの効いた作品を作ったのも初めての経験でした。
もっと丸みを帯びた形であれば、また違った景色になっていただろうと先生から伺い、まさに「炎のマジック」!不思議でもあり、面白いものだと思いました。
貴重な経験でした。
上野桃子
森孝一賞
中村直子 碧き猫 径16.5×16.5 高27.0cm

中村直子
碧き猫
径16.5×16.5 高27.0cm
いろいろな絵付を見るとやきものの絵付なのだが、この作品はやきものの絵付というよりもポエジーを感じる。すごく単なる絵付じゃなくて、この人のそういう詩情・情感を感じてすごく目立ったので僕の賞とした。
森孝一
このたびは、アマチュア作品展におきまして森孝一賞を賜りまして感謝申し上げます。「碧き猫」は楽しみながら作陶させていただきました。今回私は体調を崩していて、会場に伺うこともできませんでした。リハビリに励み、一日も早く陶芸倶楽部の皆さまとお会いしたいです。今の私があるのは、栗原理事長及び倶楽部の先生方のご指導があってのことです。早く元気になって、また新たなテーマにチャレンジしたいです。
中村直子
星野友幸賞
中山 茂 キャンベル陶缶 左 BEEF 径6.5×6.5 高14.0cm 他4点cm

中山 茂
キャンベル陶缶
左 BEEF 径6.5×6.5 高14.0cm 他4点
アンディーウォーホールの作品をモチーフに作られている作品だが、私の記憶ではウォーホールの作品の中で蓋が開いているところっていうのは見たことがなく、さらにその蓋の開け方がザクザクと缶切りで開けたという形が目に留まった。蓋を開けることで使える器として用途性を持たせる と、有名なモチーフに自分なりの感性を加えることで、もう一段作品として階段を上ってるってところがいいと思い選んだ。
星野友幸
星野友幸賞をいただきましてありがとうございます。
現代アートのアンディ・ウォーホルがキャンベルスープ缶を、紙という異なる素材の上に二次元で表現したものを、陶器というまた違った素材で三次元に戻すというのが始まりでした。
8年ほど前に初めて作った時は実物の1.2倍ほどでしたが、今回は大きさも見た目も実物に近づけることを目標に、先生方からご指導いただきながら何度もチャレンジして、好きなスープの味を揃えることができました。
これからも楽しみながら陶芸を続けたいと思います。
中山 茂
毎日新聞東京社会事業団賞
柘植涼太 鉄彩白マット湯呑 左 径9.5×8.5 高8.0cm <br />右 径9.0×9.0 高6.0cm

柘植涼太
鉄彩白マット湯呑
左 径9.5×8.5 高8.0cm
右 径9.0×9.0 高6.0cm
土の扱いが素直で、作り手の土を触っている喜びがこの器から感じられた。また、白マット釉は濃さの扱いが難しい釉薬だが、濃く掛けて縮れることをねらっての施釉、結果は窯の神様(?)がねらい通りに焼き上げてくれた。聞けば入会して初作品とのことBeginner's luck。
栗原直子
これは課題としての一作目なんですが、最初の動機としては、そもそも“古くからあって、いまも残り続けているもの”って世の中に意外と少ないな、というところから始まっています。
その中でも器って、数少ない“時間に負けずに残り続けるもの”の代表みたいな存在ですよね。
なので、自分がつくったものが、もし千年とか二千年とか先に、誰かが偶然手に取ったりするのかな、なんていう想像をしながら制作しています。
亀裂の入り方なんかもすごく好きで、その後もこういう質感のものを作っています。
制作の過程で「梅花皮(かいらぎ)」という技法を初めて知って、もうその質感にテンションが上がってしまい、その勢いでつくった作品でもあります。
もしよければ、みなさんも一度調べてみてください。きっと「なんだこれは…?」という良い意味の驚きがあると思います。
感想など、いつかゆっくりお話しできたら嬉しいなと思っている次第です。
柘植涼太
NHK厚生文化事業団賞
本間陽子 菓子皿 4枚 径16.0×16.0 高2.5cm

本間陽子
菓子皿 4枚
径16.0×16.0 高2.5cm
チタン白釉は焼成で縮れ火間が出来る。重ね掛けをした所は必ず縮れるが、その外も全く予測なく火間が出来る。この作品は縮れる可能性があることを想定した上で施釉をされている。作り手の想いと、焼成による予期しない窯の妙がうまく合わさっている。毎日使いたくなる銘々皿。
栗原直子
イメージを持って作り始めたけれど、そこには自分の力みも迷いも表れていました。
それでも、そっと応援するように、祈るように、手放して、送り出して、次に会った時、それはすっかり私を追い越していました。そんな作品です。
いつも真剣にアドバイスをくださる先生方、そして窯の神様、この度はありがとうございました。
本間陽子
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