ギャラリー

2022年11月28日

第39回 日本陶芸倶楽部アマチュア作品展人気投票上位作品一覧

陶芸部門
第1位
角田甦 「写楽・歌麿呂 江戸の粋」径8.5高12.0cm ~径8.0高17.0cm 8点角田甦
「写楽・歌麿呂 江戸の粋」
径8.5高12.0cm ~径8.0高17.0cm 8点
人気投票に選んで頂き大変うれしく思います。仕事の引退後の手慰みとして始めた陶芸も今年でちょうど10年。年を重ねるごとに面白さと難しさが増していく思いがします。写楽や歌麿、若冲などの絵を見ながら江戸時代の庶民の心根とか生活とかを勝手に想像するのは楽しいものです。なかなか思い通りに描けないですが、見栄を切る役者、若旦那に媚を売る美人、気取ったちょい悪侍など、今も昔もあまり変わりがないなあと思いながら作陶を楽しんでいます。
角田甦
第2位
小堺ひとみ 「table on the table」 径24.0×22.0高33.0cm(円盤径40.0cm)
小堺ひとみ
「table on the table」
径24.0×22.0高33.0cm(円盤径40.0cm)

今年は限られた時間の中で数日間夢中で描き上げた作品でしたが皆様のお目に留まって投票頂けたことに感謝します。呉須象嵌で細かい描写を描き、生地は柔らかいうちに組立て、象嵌の作業は乾燥後行う相反する作品でした。テーマのTable on the tableは我が家の130cmφのテーブルの中央に鎮座させた様から名づけ、花魁と鳴物と桜の華やかな構図を愛でながらアクリル板の上にはピンチョスを並べ友と楽しむ食器にしたいと思います。
小堺ひとみ
第3位
中村直子 「シマエナガ 三兄妹」径30.0×10.0高10.0cm
中村直子
「シマエナガ 三兄妹」径30.0×10.0高10.0cm

北海道に住む冬になると真っ白な大福のようになるシマエナガという小鳥を、登り窯のテラコッタでこしらえました。タイトルは「シマエナガ3兄妹」。昨年1月、私たち3人兄妹の中で、1羽だけ先に空へ飛び立って逝った次兄を想っての作でした。裏にこっそり「亡き兄 真へ捧ぐ」と刻みました。今年は長期入院をし、心身共に大変な1年でしたが、最後に思いがけないご褒美が空から降ってきたような気持ちです。ささやかな作品に目を留めてくださったご来場の皆さまに感謝いたします。
中村直子
第4位
佐藤直 「陸亀」 径21.0×39.0高17.5cm
佐藤直
「陸亀」
径21.0×39.0高17.5cm

子供の時に緑亀を飼っていたこともあり、亀には愛着があり、自宅にも様々な亀のアートがあります。以前にも氷裂青磁釉を甲羅に見立てて青海亀を作らせていただきました。去年登窯で何か大きな作品を作りたいと思った時に、数年前のオーストラリア旅行で見た陸亀に着想を得て、今回の作品を作らせていただきました。
佐藤直
第5位
田中照子 「年中行事のウサギさん」 鯉のぼり径10.0×5.0高13.5cm   兜径7.0×5.5高8.0cm
田中照子
「年中行事のウサギさん」
鯉のぼり径10.0×5.0高13.5cm
兜径7.0×5.5高8.0cm

今年の新年、寅年が明けたばかりの初回のお教室で、なぜか先生が「来年はうさぎ年ですよ」とおっしゃいました。その時に頭の中にうさぎが飛び込んだらしく、次々に陶のうさぎが生まれました。そして、いつの間にか「年中行事のうさぎさん」達が出来ていました。話しかけながら作ったりして楽しい時間を過ごしましたが、その楽しさが見てくださった方に少しでも届いていたなら嬉しいことだと思っております。
田中照子
第5位
市川正人 「うさぎびな」 うさぎ径3.0高6.0cm 台径21.5×17.0高8.0cm
市川正人
「うさぎびな」
うさぎ径3.0高6.0cm
台径21.5×17.0高8.0cm

この度は、人気投票で「うさぎの雛祭り」をお選びいただいた皆様に感謝いたします。毎年干支の置物を作っておりますが、来年のうさぎは中でも可愛らしい動物ですね。作り始めたら、これでひな人形を作ってみたいと思いつきました。そこで「ひな人形」を検索して、持ち物や並び順を調べて一つ一つ作り上げました。ぼんぼりや桜、橘も作り雰囲気を出すようにしました。受賞を励みに陶芸を楽しんでいきたいと思います。
市川正人
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