ギャラリー

2024年11月29日

第41回日本陶芸倶楽部アマチュア作品展受賞作品一覧

第41回日本陶芸倶楽部アマチュア作品展受賞作品一覧

※黒文字は審査講評、黄土色文字は受賞者コメントです。
陶芸部門  本年度審査員 前田正博・田村星都・栗原直子 (敬称略)
審査総評
それぞれに皆スゴイ!(作者を知らなくても)作品についているタイトルから作者の世界観が立ち上がってくるものもあり、それぞれの陶芸に向かい合う姿勢が見えてきて楽しい。

最優秀賞
田中 徹  「燃えよドラゴン三銃士 悪い奴らをやっつけろ!10月26日封印」 左 志野 径15.0×15.0 高50.0cm
田中 徹
「燃えよドラゴン三銃士 悪い奴らをやっつけろ!10月26日封印」
左 志野 径15.0×15.0 高50.0cm
スゴイ‼表現力もスゴイ。日展でも伝統工芸展でも通用すると思います。
前田正博
受賞は誠に光栄の至りです。作品作りにご協力頂いたスタッフの皆様に感謝しております。作品作りのきっかけは中国陶磁器展で飾られた鳳凰を彩る唐三彩を見た時で、白黒TVがカラーに進化し、TVに釘付けにさせた“原色の魔力”が被って見えました。日本では埴輪が作られていた時代に、鮮やかな発色を求め鉛や銅、鉄を釉薬に使い、匠たちが作陶する光景を思い巡らすと、ついドキドキしてしまいます。そんな作品作りに憧れて試行錯誤しているのが、軟彩や志野などのドラゴンシリーズです。
田中 徹
優秀賞
中澤源太 「D・C・P・R・G」 径12.0×12.0 高10.0     ~径9.5×9.5 高5.5cm 3点
中澤源太
「D・C・P・R・G」
径12.0×12.0 高10.0
~径9.5×9.5 高5.5cm 3点
口作りが良い。地紋の布目に、描き込まれた繊細な鉄絵と織部釉が絡みついて重厚感ある作品になっている。独特な世界観があって、若手織部作家にも負けない高いクオリティーだ。
田村星都
この度は、アマチュア作品展におきまして優秀賞を賜り、心より感謝申し上げます。身に余る賞をいただき誠に光栄に存じております。これまでご指導頂きました多くの先生方、先輩方に深く感謝申し上げます。
今回出品させて頂いた茶碗等は轆轤で成形後に表面を削り形を整え、カヤ目を施し素焼き後弁柄で絵付けしました。筆で織部の緑釉を塗り焼成したと記憶しております。
私にとって織部の緑釉はこれまでにも何度か製作したお気に入りの1つです。ですが成形の未熟さ、絵付け釉薬の濃淡等中々思った様には行かず悲しい仕上がりばかりでした。ま、それもまた楽しいのですが(笑)
この賞を頂いた事を励みに、今後とも楽しく作陶させて頂きたいと思います。
中澤源太
耳庵賞
佐藤 直   「鳥獣戯画」より 径27.0×18.0 高22.0cm

佐藤 直
「鳥獣戯画」より
径27.0×18.0 高22.0cm
平面に描かれているもの(鳥獣戯画)を立体にしているのがスゴイ‼。カエルとウサギの目がいいです。
前田正博
この度は当作品展におきまして耳庵賞を頂き有難うございます。偏に、先生はじめ皆様からの丁寧なご指導のお陰と感謝しております。
妻とともに相撲観戦が趣味の一つで、いつか相撲の取組シーンを作品にしたいと考えておりました。動物をモデルにした作品を作成することが好きなことと相まって、幼少の頃から興味のあった高山寺の鳥獣戯画をモチーフに相撲の作品を作ろうと思い立ちました。バランスをとるのが中々大変でしたが、色も含め何とか作品になりました。
今後も面白い作品を試みてゆきたいと思います。ありがとうございました。
佐藤 直
谷川徹三賞
宮永長世 「魚文大皿 2枚」右 径30.0×30.0 高5.5cm<br>左 径29.0×29.0 高4.5cm

宮永長世
「魚文大皿 2枚」
右 径30.0×30.0 高5.5cm
左 径29.0×29.0 高4.5cm
永年研鑽を積まれた電動ロクロの技術、新しい素材の下絵顔料を使いこなしてのイキイキとした魚の絵。存在感のある素晴らしい一対です。 
栗原直子
谷川徹三賞受賞に感激しました。
作陶は楽しいので続けることが出来ました。これからも陶芸を楽しんで、続けたいと思います。日本陶芸倶楽部の手厚いご指導に感謝致します。これからも宜しくお願い致します。
宮永長世
前田正博賞
許斐順子 「桐三葉 秋を知る」 径22.5×22.5 高7.5cm

許斐順子
「桐三葉 秋を知る」
径22.5×22.5 高7.5cm
(許斐さん)頑張っていますね。なかなか良いです。三越で売れます。
前田正博
前田正博賞ありがとうございました。評価していただきうれしく存じます。
江戸期の京焼仁阿弥の「桐一葉」に魅せられて模倣した鉢三種です。土・釉薬・加飾とそれぞれちがった方法で仕上げ、どれもが秋を感じさせる器となりました。菓子器としても食卓の脇役としてお芋の煮っころがしを盛っても映えるのではないでしょうか。想像をふくらませる事は楽しいものです。
許斐順子
田村星都賞
角田 甦 「浮世絵」 径9.0×9.0 高16.0cm<br>~径10.0×10.0 高20.0cm 3点cm

角田 甦
「浮世絵」
径9.0×9.0 高16.0cm
~径10.0×10.0 高20.0cm 3点
これはもう、プロの職人さんの仕事です。難しい人物絵が構図どの面を取っても良く、デザイン性も高い。(細密の仕事をしている身として)ご苦労が手に取るように見えて素晴らしい。
田村星都
今回のアマチュア作品展で賞を頂き、大変うれしく思っています。陶芸を初めて今年で12年。年を重ねるごとに面白さと難しさが増していく思いがしますが、最近は楽しんだ方が勝ちと思えるようになり、気楽にゆっくりと作陶を楽しんでいます。
とは言え、やっぱり難しい。難しいけど面白い。。。そんな繰り返しの作陶の日々を楽しみたいと思っています。
角田 甦
毎日新聞東京社会事業団賞
武田芳子 「きいろ・きいろ・きいろ・1」 径20.5×19.0 高3.0cm 5枚

武田芳子
「きいろ・きいろ・きいろ・1」
径20.5×19.0 高3.0cm 5枚
軟彩釉に金彩を加えるなど芸も細かくセンスの良い過不足ない加飾の組皿。5枚そろえてお料理を盛り食卓で使いたくなる皿です。
田村星都
人は何故絵を描いたりものを作ったりするのでしょうか。そうゆう私も何故作ってるのかわからないままに年をとってしまいました。アート、心の栄養、豊かさ?本当にそうでしょうか???
今回は元気の出る大好きな黄色にしてみました。金箔・銀箔も少し入れましたが、いつも反省ばかりです。身にあまりある賞をありがとうござ居ました。むずかしい事はさておいて、とにかく陶芸は楽しいの一言デ~ス。
武田芳子
NHK厚生文化事業団賞
いのうえみえこ 「11月1日は紅茶の日 飲みましょ!」 径26.0×11.0 高23.0cm

いのうえみえこ
「11月1日は紅茶の日 飲みましょ!」
径26.0×11.0 高23.0cm
ミニチュアの飾り棚になっている本体もポットとして機能するなど、手間ひま掛けたアマチュアならではのアイディアの楽しい作品。
栗原直子
ミニチュア作品を初めて作りました。ミニチュアの数を多くして茶箪笥を満杯にしようと、形、種類(用途)、模様、色彩が多様になるように努めました。結果、陶芸倶楽部にある下絵具ヒューステンや上絵具の和絵具と洋絵具をほとんど全色使ったことになり、なぜか痛快でした(失礼)。完成後徐々に、小さなカップ&ソーサー、ポット、果物、盆栽等はこんなにも愛おしくてかわいいのかと感じ始め、作ってよかったと思っております。先生方の多大なお力添えに深く感謝いたします。初挑戦のミニチュア作品制作には必須でした。
いのうえみえこ
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