ギャラリー

2024年11月29日

第41回 日本陶芸倶楽部アマチュア作品展人気投票上位作品一覧

陶芸部門
第1位
中村直子 「猫日和」for Golden wedding径45.5×36.0 高23.0cm中村直子
「猫日和」for Golden wedding
径45.5×36.0 高23.0cm
今年、金婚式を迎えた記念に、私が猫を作り、主人が詩を書く、という夫婦の合作を試みました。机の上には、書き上げたばかりの詩があり、紙の下に潜り込む猫、引き出しに隠れる猫も配しました。
私どもが出会った昭和40年代は、詩の同人誌と言うものがあり、私たちはそこで出会い、「文通」を通してやがて結婚。主人は夜遅くまで文机で詩を書いていた、その原風景が作品となりました。
この入選が、50年の歴史の何よりの記念になって嬉しいです。
中村直子
第2位
中村不二夫 「青春の詩」 径33.5×15.0 高18.5㎝
中村不二夫
「青春の詩」
径33.5×15.0高18.5cm

詩人が生業なので、今回はサミュエル・ウルマンの「青春の詩」をモチーフに、自分の思いを入れたものを黒呉須で書きました。その詩が日本陶芸倶楽部初代会長の耳庵先生の訳であることを知りました。耳庵先生は、戦後電力民営化の任を委託したマッカーサーの執務室の壁に貼ってあったこの詩に出会い、感動のあまり、翻訳にとりかかったとのことです。電力王であり、茶人であり、優れた翻訳者である耳庵先生に、改めて敬意を表しています。
中村不二夫
第3位
藤井健治 「七福神」径62.0×18.0 高15.0
藤井健治
「七福神」
径62.0×18.0 高15.0

以前NHK朝ドラで、スカーレットという陶芸に関係する番組が放送されていました。スカーレットは伝統的に炎の色という意味で、登り窯で焼成した作品によく見られる色だとわかりました。あまりにも神々しい色なので、何かそれに相応しい作品を作りたいと思い、七福神ならそれに相応しいと思い作陶しました。全部完成するのに3年かかかりました。火加減なのか何か分かりませんが、全て同じ色ではなく、それぞれの神様の特徴が醸し出している色で仕上がっており。とても満足しております。
藤井健治
第4位
上田元彦 「灰被壺」径32.0×32.0 高27.0cm

上田元彦
「灰被壺」
径32.0×32.0 高27.0cm

この度は小生の壺が人気投票(4位)に入り、初めていただく賞だけに驚きと喜びを感じています。この作品をつくるきっかけは知人の依頼によるものですが、小生の年齢(93歳)を考えると紐造りに耐える指先の力が残っているか、長期の作業をやり遂げる根気が続くかと不安一杯でした。ともかく一本一本丁寧に作業をすすめようと決め先生の適切なご指導もあって3か月費やして形を整えることができました。登り窯から取り出した壺は灰被りによる景色も素晴らしく想定以上の出来栄えとなりました。
上田元彦
第5位
小堺ひとみ「カトマンズの想い出 曼荼羅に魅せられて」角皿 径26.0×26.0 高2.0cm  黒小皿 径10.0×10.0 高3.0cm
小堺ひとみ
「カトマンズの想い出 曼荼羅に魅せられて」
角皿 径26.0×26.0 高2.0cm  黒小皿 径10.0×10.0 高3.0cm

5月のお釈迦様の誕生日にネパールのカトマンズへの旅で、曼荼羅の世界と色の鮮やかさに衝撃を受け、当初は細やかな仏像の曼荼羅を呉須で表現しようと考えていたのですが鮮やかな原色が忘れられなく曼荼羅模様をシンプルな幾何学模様で表現してみました。シンギングボウルも脳裏にあり、器をいくつか組み立て、カトマンズの想い出を表現しました。投票して下さった方も鮮やかな曼荼羅を楽しんで頂けたのでしたら大成功の作品と言えるでしょう。
小堺ひとみ
日本画部門
第1位
桑名修一「寿留女」縦52.5×横41.0cm
桑名修一
「寿留女」
縦52.5×横41.0cm
滝沢先生にはとても親切に教えてもらっていますが、何分不勉強で、墨絵の教室では成り行きに任せて描いています。ですから、どういう出来になるかは出来てみなければ分からない。でも位置、構図には気持ちが良い悪いがありまして、寿留女の足の形や位置はある程度考えて描きました。まあ何とか気持ちの良いところにまとまってくれたのがこの絵です。
桑名修一
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