トピックス

2009年12月28日

平成21年度 日本陶芸倶楽部アマチュア作品展


倶楽部の設立時に会員親睦の「忘年作品品評会」として始まり、
広く一般の方々にも参加いただこうと名称を改め、今回で26回を迎えた「アマチュア作品展」。
会員246名、290点の力作の観賞、
作陶会・茶会をお愉しみいただいた多くの来場者で賑わった2日間でした。

平成21年度 日本陶芸倶楽部 アマチュア作品展
陶芸作品3点、日本画1点をお選びいただきました(人気投票)。各日、茶陶・登窯・絵付・化粧土等、テーマ別に列品の解説がありました。
滝口和男先生滝口和男先生
出光昭介会長出光昭介会長
宮城 真先生宮城 真先生
平成21年度 日本陶芸倶楽部 アマチュア作品展 2日目の午後は、審査員の方々がご来場されました。
作品のひとつひとつを丁寧に審査下さいました。
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左より 小池頌子先生、伊藤東彦先生、栗原直子専務理事
作陶会場
作陶会場では、初めて、リピーター、様々な方々が、手びねり・電動ロクロ・絵付、また今年限定のロウソク照明器への加飾と、世界にひとつの器を目指して作陶されました。
作陶会場 作陶会場
流派を超えた会員有志の皆様によるおもてなし、会員手作りのお茶碗で、お抹茶一服。日本の伝統文化「茶」をお愉しみいただきました。
会員手作りのお茶碗で、お抹茶一服
会員手作りのお茶碗で、お抹茶一服
 
講演会・懇親会
作品展の締めくくりは 講演会・懇親会。場所を南国酒家に移し、まずは滝口和男先生による講演会。作陶方法、テーマ別作品、その展示、など 映像をふんだんに使ってお話しいただきました。
滝口和男先生“言葉”から“形”を より
小さな作品はさまざまなテーマにそって作る。例えば「辞典シリーズ」。チンチン電車など 幼い頃に見たものの記憶が時を経て熟成され 抽象化された形として作品となる。「因幡の白兎」は 神話を演劇的に解釈し 作った文章に基づいて作った。古語での本を2年位かけて読み込み 自分なりの言葉に翻訳したものを 一段一段形にした「徒然草」、物書きの文章からイメージしアクセサリーを金具まで銀細工で作るなど、「言葉から形を」作りだす。
もう一方の仕事「無題シリーズ」は「言葉にならない言葉を言葉とする」試み。このシリーズでは どんな光のもと、どんな空間のもと、で存在できるのかを問いかける。同じ作品を用い、①家の中の光、村野藤吾建築の住宅 比燕荘、②外の光、小田原の雨香庭、③闇、小原流会館の地下ギャラリー、で展覧会をした。①は歴史的 建造物であると同時に1人の建築家の造った空間に自分の作品がどう絡んでいくかという試み。②では、自然に戻る途中の広大な庭園に配された作品は 虫や小動物の家となるという面白い発見をした。③は光のない空間の空中に作品を吊り、①や②で撮った映像を天井のモニターに映し、その光だけで作品をみるようにした。ビデオや写真には何も映らず、人間の目にだけ 作品が動いているように見えた。
工芸の基本的な問題は どこに置くか だ。置くところを限定されない 有機的な形の白い器を 氷川神社の境内に置いた。置くことで、“置く”というより“いる”という感じの器の上に 光の移ろい 風の流れが模様を生む。置く場所をイメージすることで形ができてくるのが楽しく、このシリーズは作り続けている。
器を含め 小さなものはほとんど手びねりで、手ロクロさえ使わず 新聞紙1枚の上で作る。
無題シリーズの作り方は、大風呂敷の上で、土の塊から手で1時間以上かけて、厚さ5~7㎜ 大きさ畳1畳分位に伸ばす。手がパンパンに腫れてしまうが、麺棒などできちっと伸ばしていくと、粒子が揃うようで揃っていないので、手でやる。指先はつまむ等の機能はあるが、割と感じることができないので、肝心なのは手のひら。手のひらで厚みや凸凹を探り当てて成形していく。伸ばした土が程良く乾燥したところで風呂敷ごと吊りあげ、曲面を作っていく。風呂敷の端を絞り込んでは切り込みを入れ、そのカーブの中で卵のような形を作っていくのを基本にいろいろな形にしている。吊り上げた作品は、一度完全に口を閉じ、薄い土のボールになる。少し乾くと、内圧が高くなり、ほんの少し土が膨らむ。その膨らみを形に残したまま、固く焼き上げる。これは自然が教えてくれたひとつの効果。自分半分 土半分 形は土とのかかわりの中で自然に生まれてくる。
無題シリーズ成形に使っている大風呂敷は祖父から引き継がれている家宝のようなもの。昔、家では五条坂で陶磁器の販売をしていて、色々な作品を行李に入れ、それをこの風呂敷で包んで売り歩いていた。その風呂敷を使っているので、まぁ一応 家業を継いだことになるのかなと思っている。
講演会に続いての懇親会。審査員の各先生に芸大教授 島田文雄先生が加わっての和やかな食事。授賞作品の発表で大いに盛り上がった後は受賞作品を前に陶芸談議に花が咲きました。
懇親会
懇親会
 
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日本陶芸倶楽部
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FAX.03-3470-2528

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