長山一夫
「叩き出しお手塩小皿」
丸皿 約径10.0×高2.5cm 10枚
長角小皿 約縦6.0×横12.0×高2.0cm 15枚
変形の手塩皿です。大き目の皿を作るための石膏型の表面の一部を利用します。相当分の土を乗せ、手のひらで上から叩きながら形を作り出してゆきます。気に食わない線は切り落とし、その線の上をさらに軽く叩いてやると、柔らかな線が出てきます。その繰り返しの中で小皿の形を作り出します。赤と白と黒色は下絵用に作られた材料です。金魚の赤は一筆書きで乗せたのですが、薄い濃淡と黒い眼が可愛らしく発色し、気に入っています。
長山一夫